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プロベレソドン

 キノドン類の歯は哺乳類と非常に似ているために、発見当初はほ乳類と考えられていた。特にプロベレソドンはキノドン類のなかでも特に現代のほ乳類と似た習性を持っている。プロベレソドンは、化石が発見されたイスチグアラスト層の中では最も小さく、ネズミを少し大きくしたくらいのサイズだ。

 プロベレソドンは肉食性で、昆虫や小型のトカゲなどを捕食していたと考えられる。プロベレソドンの化石は、最古の恐竜たちと同じ層から発見されており、その後キノドン類は絶滅している。このことが、ほ乳類の祖先が優勢だった時代からワニ類や恐竜類の時代への移り変わりを裏付けている。

データ

名前:プロベレソドン(Probelesodon)
名前の由来:キノドン類の「ベレソドン」と近縁なため
生息時代:三畳紀後期
分類:単弓綱獣弓目キノドン類
全長:0.3メートル
体重:数キロ
発見地域:南アメリカ

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