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プテラノドン

 プテラノドンは知名度が高く、翼竜の代表的な存在だ。プテラノドンに分類されるものは何種類かいるが、そのうちのロンギケプスは翼を広げると7メートル近くにもなる。プテラノドンの翼は羽毛ではなく、膜状の皮膚でできており、骨格と合わせても非常に軽量な構造になっている。

 海岸の崖に暮らしながら、海からの上昇気流を利用して滑空していた。プテラノドンは視力がよく、歯が無いため、滑空して魚を捕らえて丸呑みにしていたと考えられる。実際にプテラノドンの化石の胃の中からは、魚の化石が発見されている。

 頭部は非常に大きく、後ろに細長く伸びるトサカが特徴的だ。このトサカは、気流の影響によって長いくちばしを動かすために必要な力を軽減するために使われていたと推測されている。ほかにも、顔を横に向けて飛行機の垂直尾翼のように使うことで方向転換していたのではないか、などの説もある。

データ

名前:プテラノドン(Pteranodon)
名前の由来:歯のない翼竜
生息時代:白亜紀後期
分類:翼竜目プテラノドン科
全長:7メートル
体重:15~20キログラム
発見地域:アメリカ西部

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