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プレシオサウルス

 プレシオサウルスは、クビナガリュウで知られる長頸竜のうち、最も初期に出現したものだ。クビナガリュウは、首がヘビのように長く、胴体は平たく潰れたような形をしている。プレシオサウルスはその典型で、首の長さと、首から後ろの部分の長さはほとんど同じだ。

 首は22個の頚椎で構成されており、それなりの範囲に動かすことができたと考えられる。四肢はオールのようなヒレになっており、上下に羽ばたくように動かして泳いでいた。尾にヒレはなく短いため、泳ぐためには使われていなかったとされている。

 初期の水棲爬虫類の多くは四肢に指が残っていたが、プレシオサウルスをはじめとするクビナガリュウは、個別に動かせる指が無くなり完全にヒレと化している。

データ

名前:プレシオサウルス(Plesiosaurus)
名前の由来:爬虫類に近い
生息時代:ジュラ紀前期
分類:長頸竜目プレシオサウルス科
全長:3メートル
発見地域:ヨーロッパ

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