HOME海での王者恐竜 > リオプレウロドン

リオプレウロドン

 当時のヨーロッパに生息していたリオプレウロドンは、食物連鎖の最上位にいたため、海のティラノサウルスと呼ばれた。全長は10メートルほどで、当時の水棲生物としては大きな部類で、部分的な化石からは最大で20メートルを越えた可能性も考えられる。

 リオプレウロドンはクビナガリュウに分類されるが、その首はむしろ短かった。胴体の可動性が悪いために尾にもヒレはない。代わりに四肢がオールのような大きなヒレ脚になっており、奇襲の際に有効な力強い加速力を生み出していたと考えられている。

 頭部が大きく、20センチメートルにも及ぶ円錐型の歯を持っており、この時代の水棲生物においてはこれほど大きな歯は他に無く、海の王者である根拠となっている。

データ

名前:リオプレウロドン(Liopleurodon)
名前の由来:凶暴な外側が滑らかな歯
生息時代:ジュラ紀中期
分類:長頸竜目プリオサウルス科
全長:12メートル
発見地域:ヨーロッパ

↑ ページの上部へ