HOME草を食べる恐竜 > ステゴサウルス

ステゴサウルス

 ステゴサウルス背中に生えるたくさんの骨板が特徴的な恐竜。骨板は左右斜めに互い違いに生えているという説が有力だが、他の骨と直接間接してはおらず、化石からも位置関係を推測するのが難しいため定かではない。大きいものは高さ1メートルにも及ぶ骨板の役割はさまざまな説がある。当初は肉食恐竜の襲撃から身を守るためといわれていたが、骨板は薄く、防御用としては不十分だ。骨板には血管が通っており、ラジエーターのように熱を放出して体温管理していた、という説もあるが、最近の詳しい研究では血管の痕跡は見つからなかった。

 ステゴサウルスは草食恐竜だが、歯は他の草食恐竜に比べて発達が未熟で、植物を噛み切るにもすり潰すにも向いているとはいえない。ステゴサウルスの化石は複数の固体が同時に発見されているため、群れで生活していたと考えられる。

データ

名前:ステゴサウルス(Stegosaurus)
名前の由来:屋根をもつトカゲ
生息時代:ジュラ紀後期
分類:鳥盤目装盾亜目ステゴサウルス科
全長:4~9メートル
体重:2~3トン
発見地域:北アメリカ

↑ ページの上部へ