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ディメトロドン

 ディメトロドンはほ乳類の祖先である単弓類のうち最も古いものだ。 そのうちさらに盤竜目という分類になるが、これは恐竜とは関係なく、時代も恐竜が登場するより昔だ。

 ディメトロドンは、ほ乳類型爬虫類といって原始的な爬虫類とほ乳類の中間に位置する。 見た目はほ乳類とは無縁のように見えるが、大小2種類の歯を持つという異歯性が共通する。 2種類の歯は、頑丈な犬歯と、噛み切るための鋭い歯で、肉食性ということが分かる。

 背中には脊椎が伸びてできた特徴的な突起が並び、皮膚で帆を張っていたとみられる。 この帆には血管が通っており、熱を放出するために使っていたと考えられている。 帆を日光に当てることで体温を上げることもできただろう。

データ

名前:ディメトロドン(Dimetrodon)
名前の由来:二種類の歯
生息時代:ペルム紀前期
分類:単弓綱盤竜目スフェナコドン科
全長:3メートル
体重:200~300キロ
発見地域:北アメリカ、ドイツ

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