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フタバスズキリュウ

 日本近海に生息していた首長竜で日本各地で化石が発見されている。日本で始めて発見された首長竜の化石で、発見した鈴木氏の名から「フタバサウルス・スズキイ」という学名がつけられた。

 7メートルほどの全長のうち、半分ほどを長い首で、上下方向に広く動く構造だ。4本の脚はすべてヒレのようになっている。エラスモサウルスとの相違点は目と鼻の間がより離れていること、脛骨が長いことなどが挙げられる。発見後しばらくは新種かどうかの判断がつかなかった。

 フタバスズキリュウの化石は、複数の固体が一箇所から見つかったこともあり、群れで行動していた可能性が高い。歯はかなり細いため、イカやタコなどを食べていたとみられている。

 フタバスズキリュウの上腕骨や大腿骨の関節は弱く、重たい体を支えることはできないので、産卵などのために陸上へあがることはなかった。

データ

名前:フタバスズキリュウ(Futabasaurus)
名前の由来:双葉層群のトカゲ
生息時代:白亜紀後期
分類:長頸竜目エラスモサウルス科
全長:7メートル
発見地域:日本

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