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パラサウロロフス

 パラサウロロフスは、頭部に大きく長いトサカを持つ草食恐竜だ。トサカの長さは1メートルにも及び、鼻先から後頭部向かってついており、内部は空洞になっている。そのため、当初このトサカは水中を泳ぐ際に呼吸をするためについていると考えられていた。しかし、状態の良い化石の発見によって、先端に穴が開いてないことが分かり、否定された。トサカの空洞に空気を通すことによって管楽器のような音が鳴ることから、仲間とのコミュニケーション手段として使われていたとも言われているが、実際の用途は不明だ。

 口に歯はなく、カモのようなくちばしになっていて、地上の植物を食べていた。複数のパラサウロロフスの化石が同時に発見されたことがあり、群れで生活していた可能性がある。

データ

名前:パラサウロロフス(Parasaurolophus)
名前の由来:サウロロフスに似たもの
(サウロロフスは別の恐竜でトサカのあるトカゲという意味)
生息時代:白亜紀後期
分類:鳥盤目鳥脚亜目ハドロサウルス科
全長:10メートル
体重:2.5トン
発見地域:北アメリカ大陸西部

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