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ブラキオサウルス

 ブラキオサウルスは体長25メートルと巨大な草食恐竜。ブラキオサウルスは前脚が非常に長く、背中が傾斜で後方にいくにつれ低くなっている。そのため「腕トカゲ」という意味で、ブラキオサウルスという名前がつけられた。

 かつての研究では、体重が80トンほどあり、その重量を水中で過ごすことによって支えていた、と言われていたが、最近の研究では鳥類のように気嚢を備えており、体を軽くする仕組みがあったと考えられ、陸上で生活しており、体重も40トン以下だったとされている。

 頭部は15メートル以上の高さにも及び、その長い首とスプーン状の歯で、高いところに位置する植物を食べていた。しかし、首を高い位置に持ち上げるには、キリンのように頭に血液を送るための巨大な心臓が必要で、ブラキオサウルスはそのような巨大な心臓を持っていない。そのため、ブラキオサウルスはキリンのように首を高く持ち上げることはできなかったとも考えられている。鼻腔は頭部の最も高い位置にあった。

データ

名前:ブラキオサウルス(Brachiosaurus)
名前の由来:うでトカゲ
生息時代:ジュラ紀後期
分類:竜盤目竜脚形亜目ブラキオサウルス科
全長:25メートル
体重:25~40トン
発見地域:北アメリカ

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