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ヴェロキラプトル

 ヴェロキラプトルは非常に軽く、鳥に近い恐竜だ。化石の前脚にも羽毛が生えていた痕跡がある。しかし、飛行や滑空をしていたわけではなく、体温調節のためにあったと考えられている。2メートルの体長は細長い尻尾によるもので、人間ほどの大きさがあるわけではない。

 後ろ足の爪のうち、第二指は大きく鋭い鎌のような鉤爪で、ほかの爪の2倍以上だ。この鉤爪は獲物に突き刺したり、木に登るときに使われていたと考えられている。実際にプロトケラトプスとの格闘シーンがそのまま化石として発見されている。

 同時に複数の化石が見つかったことはないため、群れはつくらずに単独で狩りをしていた可能性が高い。

データ

名前:ヴェロキラプトル(Velociraptor)
名前の由来:素早い強盗
生息時代:白亜紀後期
分類:竜盤目獣脚亜目ドロマエオサウルス科
全長:2メートル
体重:15キロ
発見地域:中国、モンゴル

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